夜の高速道路をひたすら東へ
1,200kmのクルマ旅
これまでで最長くらいの
走行距離に怯えながらも
いざ苗場へ出発！
片道16時間の行程を
仮眠をとりつつ3人交代で行く予定が
妙なアドレナリンが湧いたせいで
結局一睡もできず…
午前11時に苗場着。
目立ったトラブルはなく
会場横のパーキングへ駐車
夜通しの運転にもかかわらず
いつも通り気合の入った後輩に面食らいつつつ
タイテを片手にステージを回ります！
これまで配信のみ見てきたフジロック
実は私も今回が初参加なのです。
画面で見てきた風景と違って
会場は予想していた以上に人が少なく
渋滞を覚悟していたトイレも全く並ばない
なんとも拍子抜けな展開でしたが、
例年の1/5という動員数を聞くと納得。
(3日間で3万人台だったそうです)
苗場の会場はとにかく広く
一言で言えば「森」
そして
法律で定められているかの如く
決まった間隔で雨が降る
そんなユニークな環境
苗場の大自然に突き抜ける
一音一音が尊い。
長年にわたって音楽ファンを魅了してきた
「フジロックらしさ」
を全身で感じつつ
いくつものステージをハシゴし
あっという間に夜に。
今回のメインイベントは
大切な仲間の晴れ舞台。
概ね定刻通りに始まったステージでは、
何十回、何百回と聴いているはずの曲たちが
初めて聴いた時よりも鮮烈で
雨上がりの冷えた苗場を支配する様な
圧巻のパフォーマンスにマジで痺れました！
改めて、呼んでくれた友人に大感謝です！
iPhoneの総歩行距離が20kmを記録した
初めての苗場の１日も無事に終わり
終演後はホテルへ直行。
調達した缶ビールでサクッと乾杯し、
待ち受ける復路1,200kmに備えて
早々に深い眠りへ落ちるのでした…
こうして幕を閉じた
コロナ禍でのフジロック。
お話をいただいた時、
実はものすごく悩みました。
そして
いくつかの条件のもと参加を決めました。
・前後２週間の外出を極力避けること
・車で行くこと
・可能な限り閑散エリアへ行くこと
正直なところ
「前後２週間極力外出を避ける」
なんて
仕事柄たまたま僕が出来ただけだし
決して正解ではないと思うのです。
分断を煽るのは簡単だし
理解できないわけでもない。
どんな業界だって
言いたいことはいっぱいあると思います。
もちろん政策だって万能じゃない。
だからこそ
それぞれがそれぞれの立場で
不条理に耐えて
現状を受け入れて
少しでも明るい方へと最善を尽くすのは
とても尊い事だと僕は思います。
今回、精一杯の対策をしながら
「最高のエンターテインメント」
を提供してくれた
全ての皆様に心から拍手を！
(Naeba, Japan)